小説
異世界少女のラノベ作り#3

 乗っていた自転車に急ブレーキをかける。    少女にぶつからないように、同時に左へ急ハンドルを切った木ノ前(きのまえ)はそのまま勢いつけて横転。  地面に叩きつけられた。 「……痛ッ……!!」  強く鈍い衝撃が身体へ直 […]

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小説
異世界少女のラノベ作り#2

 おのしんがどうなるか気になる。   先ほどのパーカー少年客との会話で余計に気になってしまった。   大きめの黒縁メガネをくいっと上げて少年、湯殿目牧尾(ゆどのめまきお)は深夜のコンビニで誰もお客がいないことを確認してか […]

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小説
異世界少女のラノベ作り#1

 春。  木ノ前輝久春(きのまえきぐはる)は公園の夜桜並木に沿って自転車を漕ぐ。  コンビニまでの道中、開花したばかりの桜をひと目見ようと自宅から少し離れた公園内を通って大回りでコンビニへ向かう。  ぼんやり光る外灯と暖 […]

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