2025年4月19日 / 最終更新日時 : 2025年4月19日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#7 小鳥のさえずりを耳に、山の向こうが白み始めた空を目に、木ノ前は駐輪場へ向かう。 自転車にまたがりいざ出発!となるところでポケットのスマホが振動する。 取り出すとSNSチャットアプリから通知が届いていた。友人だ。 ≪ […]
2025年4月19日 / 最終更新日時 : 2025年4月22日 尾計 伝言 小説#6を加筆修正しました。 小説の#6を加筆修正しました。 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#6【加筆修正版】 母親と息子の会話で違和感のある描写があったので、より自然体な会話に加筆修正してみました。 具体的には、息子が正体不明のコスプレ少女を見 […]
2025年4月9日 / 最終更新日時 : 2025年4月19日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#6 速力を上げてわき目もふらず自転車を爆走させると、体感にして数分で自宅のある団地の駐輪場にたどり着けた。 おそらく五分もかからなかったと思う。 そして、ハッと思い出したように空を見上げると、春の夜空と煌めく無数の星が […]
2025年4月6日 / 最終更新日時 : 2025年4月6日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#5 「天幕(てんまく)って言うのだけど、これが特別な事情」 「……!……、」 開いた口が塞がらないという言葉を体現する日が来るとは思わなかった。 非日常が過ぎて開いた口が塞がらないのだ。 夢ではない。 紛れもなく夜空 […]
2025年4月3日 / 最終更新日時 : 2025年4月3日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#4 早く帰ろう。 帰ってジャンプを読みがらカップ麺を食べ、冷蔵庫の冷えたコーラを飲むのだ。 幸福時間(ハッピータイム)は誰にも邪魔されてはいけない。 そう固く信じて木ノ前は自転車のペダルに力を入れる。 転倒 […]
2025年3月31日 / 最終更新日時 : 2025年4月9日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#3 乗っていた自転車に急ブレーキをかける。 少女にぶつからないように、同時に左へ急ハンドルを切った木ノ前(きのまえ)はそのまま勢いつけて横転。 地面に叩きつけられた。 「……痛ッ……!!」 強く鈍い衝撃が身体へ直 […]
2025年3月22日 / 最終更新日時 : 2025年4月10日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#2 おのしんがどうなるか気になる。 先ほどのパーカー少年客との会話で余計に気になってしまった。 大きめの黒縁メガネをくいっと上げて少年、湯殿目牧尾(ゆどのめまきお)は深夜のコンビニで誰もお客がいないことを確認してか […]
2025年3月22日 / 最終更新日時 : 2025年4月10日 尾計 小説 信州邂逅ー異世界少女のラノベ作りー#1 春。 木ノ前輝久春(きのまえきぐはる)は公園の夜桜並木に沿って自転車を漕ぐ。 コンビニまでの道中、開花したばかりの桜をひと目見ようと自宅から少し離れた公園内を通って大回りでコンビニへ向かう。 ぼんやり光る外灯と暖 […]